金槌

本日浪速はよき天気。風が日に日に冷たくなってきておりまするな。今年の気温は乱高下でありまするな。気温の変化に付いて行きましょうな。ゴエ爺は本日朝からめがねの修理に出掛けております。もう七十年使い続けているめがね。物持ちのいいゴエ爺でありまする。

皆々様いかがお過ごしでありまするかな？

只今武将様は戦国武将様大展覧会の絶賛準備中でありまする。今回も城の蔵からたんまりお宝持って行きまするな。しかし全てを持って行くのは無理がありまする。そこで皆々様にご相談でありまする。

これまでのいろはに千鳥で見たあんなお宝こんなお宝はもうありませぬかな？と言うのがあれば何なりと。あったら蔵の奥から引っ張り出して持って行こうかと思うておりまする。

なんせ蔵の中はお宝まみれなもんでお宝選びが大変でありまする。引っ張り出せたら、あくまで引っ張り出せたらお宝持って行きまするな。

数百点のお宝に追加出来ればと思うておりまする。

ここ数日はかなづちを使う事が多いのでありまする。とんとんとんとん、と昼間は強めに叩きまするが夜は静かにとんとんとん、と。しかし夜のかたづちは中々難しいのでありまする。釘を打ち込みたい気持ちはあるがあまり音は出せない。静かに叩いても釘は全然奥に入らない。打ち込みたい、音は出せない、そこで考えたのがかなり強めの一発で釘を打ち込む大作戦。

小さい音を何度もとんとんするより大きい音一回の方が迷惑にならないかと。

その作戦一回目。武将様は左手で釘を持ち右手でかなづち。大きく振り上げ釘目掛けて振り下ろす。釘にかすりもせずかなづちは親指一直線。激痛。これまでに感じた事のない激痛。

「あぁぁぁぃぃい」と言う声が城に響いておりました。

何事もこつこつが大事。一回で決めよう、終わらせようなんて事は思わずに。小さくてもよいのでこつこつとやるのが一番なのであぁる。

皆々様もかなづちにはどうぞお気をつけて。

本日も皆々様。

よき一日になりまするように。

そしてよき週末になりまするようにな。